内田篤人と考えるSDGs。貴島明日香も初めて知ったeスポーツとの関係とは (2ページ目)
トイレ問題、ゴミ問題で驚きの連続
その番組の一例が、10限目のテーマとして取り扱った「トイレ」。この授業では、世界で5人に1人は安全ではなく、かつ不衛生なトイレを使用しているという現状を紹介。そんなトイレを使用することによって、虫が湧いて感染症が発生したり、下痢症疾患などに感染する可能性があること、それが経済へも悪影響を及ぼすこと、そして女の子が学校をやめてしまうという弊害を学ぶと、内田はその負の連鎖に衝撃を受けていた。
また番組内では、解決策となる発展途上国向けの簡易トイレ「SATO」を紹介。内田は「少しでもきれいな水・トイレを使えるように、僕らも広めていくような活動をしていきたい」とトイレ問題の改善に向け、尽力していくことを誓った。
さらに34限目に扱ったテーマ「ゴミ問題」でも大きな学びがあった。講師役の芸人兼ゴミ清掃員のマシンガンズ・滝沢秀一が、日本がゴミ焼却炉の数、ゴミ焼却量で世界トップクラスであることを紹介。そして残り20年くらいで日本の最終処分場がすべて埋まってしまうことを知ると、生徒役一同、戸惑いと驚きの表情を見せた。
そしてプラゴミが、海洋生物だけでなく、人体に悪影響を及ぼす可能性があることも指摘。解決策として、ゴミを出さないことはもちろん、Reduce(モノを大切にする)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再利用)の順で考えることが大切だということを学んだ。ゴミ問題について危機感を共有した内田は、「まずはゴミを出さない。身近な問題なので皆さんと取り組んでいけたらなと思います」と心を新たにしていた。
eスポーツの授業で貴島明日香が登場
eスポーツがSDGs!? ガチゲーマー貴島明日香出演
そして、4月22日と29日に公開となる番組のテーマは「eスポーツ」。ゲーム好きで知られる貴島明日香を迎え、講師役としてプロゲーミングチーム「SCARZ」(スカーズ)の遠藤直弥監督が登場。eスポーツとSDGsの関係を学んだ。
eスポーツは、場所や体力を超えて楽しみを分かち合え、近年では高齢者に向けた活用法が模索されるようになっていることから、SDGsの「3.すべての人に健康と福祉を」と「10.人や国の不平等をなくそう」にあてはまる。そのことを聞いた内田は、「ゲームは反射神経が必要ですから、認知症予防につながりますよね」、貴島も「確かにゲームをするとすごく頭を使います」とeスポーツの有効性に納得していた。
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