瀬戸大也が自己ベスト更新。要因は「ウエイトトレーニング減」にある

  • 松田丈志●文 text by Matsuda Takeshi
  • 田村翔/アフロスポーツ●写真 Photo by Sho Tamura/AFLO SPORT

  競泳日本選手権4日目。

 200mバタフライに出場した瀬戸大也は抜群の安定感を示し、1分54秒44のタイムで3年ぶり4度目の優勝を果たした。

競泳の日本選手権。男子200mバタフライ決勝で優勝した瀬戸大也競泳の日本選手権。男子200mバタフライ決勝で優勝した瀬戸大也

 前半は54秒73と予定よりも遅れたが、後半を久しぶりに59秒台でまとめたのは収穫だった。

 2017年の世界選手権ではこの種目銅メダル、さらに短水路の200mバタフライでは世界記録を持っている瀬戸だが、まだ200mバタフライに関しては個人メドレーの様に前半から攻められないと話す。

「前半ビビってしまう」と言っていたが、200mバタフライは短水路と比べると、長水路ではラスト50mの苦しさが全然違うという。

 今後この種目の課題としては、「夏までに前半53秒台、54秒前半で入れる様にしたい。現状ではまだ世界で4、5番なのでもっとレベルアップしていきたい」と話した。

 5日目に行なわれた200m個人メドレーでは4年ぶりに自己ベストを更新し、1分56秒69で危なげなく優勝した。

 レース後、平泳ぎのテンポは400mよりになってしまったと語っていたが、200mバタフライのレースとは対照的に得意のバタフライから果敢に飛ばし、背泳ぎの泳ぎのテンポも非常に速かった。

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