2014.10.17

日本勢の活躍は?アジアパラ競技大会が18日に開幕

  • 瀬長あすか●文 text by Senaga Asuka
  • 吉村もと●写真 photo by Yoshimura Moto

 今月4日に閉幕したアジア競技大会に続き、韓国仁川の地でアジアパラ競技大会が開催される。41か国から約4500人の選手が参加予定。18日に開会式が行なわれ、24日までの7日間、23競技で金メダルが争われる。

20歳ながら、今シーズン全豪準優勝、全仏優勝、全米優勝と好調な上地結衣 今大会最大の注目は、9月の全米オープンで単複優勝を果たし、年間グランドスラムに輝いた車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)が、いかにアジア勢を圧倒して優勝できるかだ。優勝すれば、リオ2016パラリンピック競技大会の内定第一号になる可能性が高い。本人も「アジアで負けるわけにはいかない。しっかりメダルを取って選手団に勢いをつけたい」と話し、自信をみなぎらせている。

 同じ車いすテニスでは、女子のトッププレーヤー上地結衣(エイベックス・グループ・ホールディングス)が今シーズン、初めてダブルス年間グランドスラムを達成するなど飛躍的に力を伸ばしている。世界ランキング1位の実績を見る限り、今大会のシングルスでも優勝を果たし、リオ切符を手にする確率は高い。

 さらに前回の広州大会同様に、メダルラッシュが期待されるのは、陸上競技、水泳、柔道だ。

 競技初日の19日に行なわれる陸上競技・走り幅跳(片大腿切断などのクラス)には、2013IPC陸上世界選手権の金メダリスト、山本篤(スズキ)が登場。今大会の金メダル第一号となるか注目される。山本はトラック種目も好調で、8月のIPC陸上グランプリファイナルの200メートルで優勝、9月のジャパンパラ陸上競技大会の100メートルで12秒61の日本新記録を樹立。今大会で100メートル、200メートル、走幅跳の3冠を狙う。

 義足の片下腿切断などのクラスでは、前回200メートル覇者の佐藤圭太(中京大学)が100メートルで金メダル獲得に挑む。今季調子を上げてきているハイジャンパー鈴木徹(プーマジャパン)の2メートル超えにも期待がかかる。国内の車いすカテゴリーをリードする樋口政幸(バリストライド)はトラック種目800m、1500m、5000mでアジアを制し、世界への道につなげたい。