2013.05.26

決定まであと100日余り。2020年五輪の招致レースはどうなる?

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu photo by Reuters/AFLO

 24日、東京五輪パラリンピック招致委員会会長の猪瀬直樹・東京都知事は会見でこう言った。

「東京の持っている本当に素晴らしいところをギュッと絞ってアピールしたい。特に国際競技連盟(IF=International Sports Federations)、スポーツのさまざまな団体が対象ですので、(東京招致が)非常に選手を大事にしている計画ですよ、ということを申し上げたいと思っています」

2020年の五輪開催を目指す東京。ライバルはイスタンブール(トルコ)とマドリード(スペイン)だ 2020年夏季五輪パラリンピックの開催地決定(9月7日)まで、あと100日余となった。招致レースはいわば第4コーナーを回ったところで、東京とイスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3都市が激しい戦いをしている。ここからがヤマ場。26日からは、3都市がプレゼンテーションを行なうスポーツアコード会議(ロシア・サンクトペテルブルク)が始まる。

 スポーツアコード会議とは、IFやスポーツ関係団体が一堂に会するスポーツの総合国際会議で、その一環として国際オリンピック委員会(IOC)理事会も開かれる。組織委によると、今年は「2000人以上のスポーツ関係者が参加する」としている。当然、五輪・パラリンピック開催地を投票で決めるIOC委員の多くも出席するため、あちこちでロビー活動が展開されることになる。

 とくにスポーツアコード総会のプレゼンで、猪瀬知事らが直接、「なぜ東京なのか?」を訴えることになる。イスタンブールとマドリードが初開催を目指しているのに対し、東京は1964(昭和39)年の五輪以来、2度目の五輪開催を狙う。成熟都市ならではの都市力をアピールし、「なぜ2度目」なのかを理解してもらわないといけない。