2021.06.26

横山ルリカが宝塚記念の人気馬を鋭く分析。クロノジェネシスの不安要素を挙げた

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 しかし、レースはこの3頭で決まるとは考えていません。

 クロノジェネシスの相手として注目しているのが、まずキセキ(牡7歳)です。7歳馬はデータ的にはよくないのですが、キセキは過去2年の宝塚記念は2着で、4着だった前走の香港でのレースぶりからも注目しています。

 その前の金鯱賞(3月14日/中京・芝2000m)の5着もスムーズではない内容を考えれば上位勢と差はなかったと思います。なぜか、強い牝馬と同じGIに出た時に2着に食い込んでくるんですよね。あと、福永祐一騎手とルーラーシップ産駒の成績(勝率18.6%、複勝率52.6%)もいいという点も注目です。

 それから、穴でユニコーンライオン(牡5歳)です。休養明けからチークピーシーズを着用して、別馬のようになりました。鳴尾記念から連勝したラブリーデイ(2015年1着)ともかぶります。例年ならきつそうですが、マークされない立場ですし、開幕2週目で例年より前が有利になりそうな馬場もプラスだと思います。

 そしてアリストテレス(牡4歳)は、実はこの2走(天皇賞4着、GⅡ阪神大賞典7着)は適距離ではなく度外視できるかなと思います。ミッキーロケットと同じ音無秀孝厩舎ですし、適距離で巻き返しもあるかもしれません。

 昨年3着のモズベッロ(牡5歳)はGIで怖い池添謙一騎手とも手が合いますし、余力も十分。雨が降った場合には、あるかもしれません。