マリアライトの初子オーソクレース。
動きよく、スタッフの評価は上々
厳選!2歳馬情報局(2020年版)
第8回:オーソクレース
現役時代にGI2勝を挙げた名牝マリアライト。同馬が繁殖牝馬になって初めて産んだ子が、今年デビューを迎える2歳馬の中にいる。
マリアライトと同様、美浦トレセンの久保田貴士厩舎に所属するオーソクレース(牡2歳/父エピファネイア)である。
オーソクレースの母、マリアライト。2016年の宝塚記念では強豪牡馬に競り勝った 母マリアライトは、明け3歳となる2014年1月にデビュー。その新馬戦を勝って好発進を決めたが、以降は善戦続きで、4歳春まで条件クラスの身にあった。
しかし、その4歳春に条件戦を2連勝して、ついにオープン入り。すかさず重賞のGIIIマーメイドS(阪神・芝2000m)に挑戦し、2着と好走した。
一気に才能が開花したマリアライトは、秋には牡馬相手のGIIオールカマー(中山・芝2200m)に参戦。そこでも5着と健闘すると、続くGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)で戴冠を遂げた。
6番人気のマリアライトは道中、中団を追走。4コーナーを迎えると、外から仕掛けていって直線半ばで先頭に立った。最後は、前年のオークス馬ヌーヴォレコルトらが追いすがってきたが、クビ差しのいで初の重賞制覇をGIで決めた。
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