2015.12.21

今年10戦目! 働き者ラブリーデイは有馬記念で好走できるか?

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

2015最後の大一番、有馬記念展望(1)

 12月27日に行なわれる大一番・GI有馬記念(中山・芝2500m)。最初に有力馬の1頭に挙げられているラブリーデイ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)について分析しよう。

今年、宝塚記念、天皇賞・秋を制したラブリーデイ 同馬は今年急成長して大ブレイクを果たした1頭。昨年の今頃は重賞未勝利の地味な存在だったが、年明けのGIII中山金杯(1月4日/芝2000m)で重賞初制覇を飾ると、続くGII京都記念(2月15日/芝2200m)ではキズナやハープスターといったクラシックホースを相手に重賞連勝。GII阪神大賞典(3月22日/芝3000m)6着、GI天皇賞・春(5月3日/京都・芝3200m)8着と連敗したが、GIII鳴尾記念(6月6日/阪神・芝2000m)を勝って迎えた春のグランプリ・GI宝塚記念(6月28日/阪神・2200m)では6番人気の低評価ながら2番手から抜け出してGI初制覇を果たした。

 秋もその勢いは止まらず、休み明けのGII京都大賞典(10月12日/芝2400m)では上がり3ハロン32秒3という驚異的な瞬発力を繰り出し快勝。続くGI天皇賞・秋(11月1日/東京・芝2000m)でも早めに抜け出して押し切る横綱相撲で、GI宝塚記念からの連勝を4とし、GI2勝目を挙げたのである。

 しかし、前走のGIジャパンカップ(11月29日/東京・芝2400m)でその連勝はストップ。GI天皇賞・秋同様、好位から早めに抜け出す競馬を見せたが、1番人気馬ゆえに他馬の目標となり、ショウナンパンドラとラストインパクトにかわされ、クビ+クビ差の3着に敗れてしまった。今回の有馬記念は巻き返しなるかがテーマ。ラブリーデイの有馬記念における勝算を、あらゆる角度から分析してみよう。