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宮市亮のアーセナル時代の同僚ウォルコットは『ドラゴンボール』が大好き ポドルスキは日向小次郎に憧れていた (2ページ目)

  • 取材・文●舩木渉 Wataru Funaki

【ドイツ代表ニャブリは『NARUTO』と『ONE PIECE』が好き】

 日本のマンガはチームメイトとの関係を深めるのに欠かせない、最高のコミュニケーションツールだった。欧州ではどこに行っても「マンガ」が適応を助けてくれたという。宮市は「日本のマンガには、皆さんが想像している以上に半端ない影響力があります。(『ONE PIECE』のモンキー・D・)ルフィの麦わら帽子や、うずまきナルトのタトゥーを入れている選手がいるくらいなので」と語り、過去のエピソードを次々に明かしてくれた。

「アーセナル時代に一緒だったフランシス・コクランは『NARUTO』が大好きで、毎朝クラブハウスで僕と(忍術を発動するための)印を結び合っていました。セルジュ・ニャブリは『NARUTO』と『ONE PIECE』が大好きでしたね(注:負傷により北中米W杯を欠場したニャブリは6月中旬に来日し、宮市と再会を果たした)」

 ザンクト・パウリ時代にチームメイトだったドイツ人のクリストファー・アヴェヴォーという選手は、『死ぬまでに尾田栄一郎先生(『ONE PIECE』の作者)に会うのが俺の夢だ!』と言っていました。特に若手選手にマンガやアニメが人気で、みんな『日本人が来たぞ! これでアニメの話ができる!』みたいな感じで話しかけてくれるので、コミュニケーションの面ではめちゃくちゃ助かりました」

 宮市の元チームメイトには、マンガやアニメへの関心がきっかけのひとつとなってJリーグでプレーするようになり、日本人の女性と結婚した選手もいる。川崎フロンターレに所属するGKスベンド・ブローダーセンである。

「ブローダーセンも『遊☆戯☆王』が大好きだと言っていたし、時間があればいつも携帯電話で『遊☆戯☆王』のゲームをやっていました。マンガやアニメは日本が誇るべき文化だなと思います」

 人間関係を築くだけでなく、自らと向き合う日々においてもマンガの存在は宮市を大いに助けた。

「欧州に移籍してからは、マンガは電子書籍で読んだり、一時帰国の際にまとめ買いして持っていったり、アニメで見たりしていました。ひとりで海外にいてもマンガという楽しみがあったのは大きかったですね。ケガをしていた時も、マンガから何かを得ようというよりも、マンガを読むことで気晴らしになった。コミュニケーションのためだけではなく、リフレッシュするツールのひとつとしてマンガには本当に救われました。読むだけで前向きになりますよね。『俺も頑張るか』と。当時よく読んでいたのはやはり『SLAM DUNK』で、もう何周したかわからないですし、結局毎回同じところで泣くんですよね(笑)」

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