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横浜F・マリノスの宮市亮を育てた『NARUTO』と『SLAM DUNK』 中京大中京の同級生・木原龍一は"ジャンプ係"だった (3ページ目)

  • 取材・文●舩木渉 Wataru Funaki

【『SLAM DUNK』で号泣】

『BLEACH』は、霊を見ることのできる高校生・黒崎一護が、死神・朽木ルキアとの出会いをきっかけに死神の力を得て、家族や仲間を守るために戦う物語である。死後の世界「尸魂界」(ソウル・ソサエティ)を守る護廷十三隊、その上位に立つ零番隊、藍染惣右介の配下として現れる破面、死神と深い因縁を持つ滅却師など、物語が進むたびに新たな勢力と強敵が登場し、戦いの規模も大きくなっていく。更木剣八をはじめとする個性的な隊長たち、一護の仲間である滅却師・石田雨竜、破面の精鋭集団「十刃」に属するグリムジョー・ジャガージャックら、敵味方を問わず強烈な魅力を放つキャラクターも同作の大きな特徴である。

「読んでいない方にはネタバレみたいになってしまいますけど、ストーリーが進んでいった時に護廷十三隊よりも上の立場になる零番隊が出てきて『さらに上がいるの!?』と驚かされましたし、『BLEACH』は常に次の展開で何が起こるかわからないワクワク感がありました。

『千年血戦篇(55巻〜最終巻)』では『滅却師もこんなに強かったの!?』となり、そこで仲間を捨ててでも自分が守らなければいけないものがあると石田雨竜が滅却師側について......最終的にどうなるかは皆さんに読んでもらいたいんですけど、とにかく終盤の頂上決戦はずっとハラハラしてすごく楽しいですよ。

 キャラクターで言うとグリムジョー(・ジャガージャック)や更木剣八の漢気が好きだったんですけど、その中でも一番好きだったのは、やはり主人公の黒崎一護。彼は常に誰かを守るために戦っていて、その姿がカッコいいなと思っていました。ストーリーの中で『虚化(ほろうか)』して悪の道に入ってしまいそうになるんですけど、それでも自分と向き合って、また新たな自分を手に入れていくんです。人間、誰しも何かしら抱えているものがあるし、それと向き合って成長していくものだと思うので、そういった重要な学びをマンガから得られたと感じています」

 愛知県内屈指のスポーツ名門校として知られる中京大学附属中京高等学校に進学し、爆発的なスピードを武器に全国的な知名度を獲得していく。そんな当時の宮市は、最新の作品ではなく『SLAM DUNK』にハマった。

「中京大中京はスポーツが盛んな高校だったので、『SLAM DUNK』はバイブルみたいになっていましたね。誰が持ってきたのかは忘れてしまいましたけど、教室のロッカーに全巻揃っていて、みんなで回し読みしていました。

 僕は最終巻の見開きで桜木花道と流川楓がタッチを交わすシーンで号泣しました。たぶん泣いているシーンはみんな一緒ですよね......」

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