セ・リーグブレイク候補20人。識者、番記者が推す逸材の成長度は? (8ページ目)

  • photo by Koike Yoshihiro、Kyodo News

中村奨成(広島/4年目/21歳)

「2017年夏の甲子園でさまざま記録を塗り替えるなど、あの衝撃はいまも忘れられない。勝負の4年目を迎えて、今年こそプロ入り前の見込みと現実との大きなギャップを乗り越えてくれるのではないかと期待している」(ライター/元永知宏氏)

田中法彦(広島/3年目/20歳)

「昨年ウエスタン・リーグで12セーブを挙げて、セーブ王に輝いた。身長173センチと上背はないが、躍動感のある投球フォームで力強い真っ直ぐを投げ込む。ソフトバンクの森唯斗のような投手になっていければ面白い。広島はリリーフ陣の強化が課題のひとつなので、今季は登板機会が一気に増える可能性がある」(ライター/田尻耕太郎氏)

高橋昂也(広島/5年目/22歳)

「2019年2月にトミー・ジョン手術を受け、昨年、実戦復帰を果たした。11月のフェニックスリーグでは144キロをマーク。高校時代から左打者の内角にフォークを投げて空振りを奪うなど、投球センスは抜群。リハビリ期間中にパワーアップし、高卒5年目の飛躍に期待」(ライター/中島大輔氏)

寺島成輝(ヤクルト/5年目/22歳)

「プロ入り後は暗中模索の状態が続いているが、昨シーズンは光明が差し込んだ。堂々とした雰囲気も戻り、今年は再び先発のポジションからスタート。プロ4年間で積み重ねた経験を今年こそ見せつけてくれるはず」(ライター/島村誠也氏)

廣岡大志(ヤクルト/6年目/23歳)

「プロ6年目、もうそろそろだろう......。毎年シーズン終盤に見せるポテンシャルの高さを、今年こそ年間を通じて発揮してほしい。あの夢のような豪快な一打。天性のスター性の開花はすぐそこに!」(ライター/長谷川晶一氏)

濱田太貴(ヤクルト/3年目/20歳)

「一軍レベルの投手の変化球への対応などまだ課題はあるが、スイングの力強さは現役選手のなかでトップクラス。世代交代が急務のチームにおいて、濱田の能力は魅力に溢れている。村上宗隆とともにヤクルト打線を牽引してほしい」(ライター/加来慶祐氏)

武岡龍世(ヤクルト/2年目/19歳)

「昨年は高卒ルーキーながら一軍で5試合に出場。菅野智之(巨人)からプロ初安打を放つなど、センスのよさを示した。2年目の今季は先輩・川端慎吾の自主トレに帯同し、さらなる飛躍が期待される」(ライター/永田遼太郎氏)

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