【姉妹対談】本田真凜の「ワンピース」ビビの演技に望結が号泣...「お姉ちゃんと宇野昌磨選手だからこそのラストシーン」

本田真凜・望結『ワンピース・オン・アイス』姉妹対談

アニメ『ワンピース』がフィギュアスケートに！　史上初の試みであるアイスショー『ワンピース・オン・アイス〜エピソード・オブ・アラバスタ〜』横浜公演（８月11〜13日）・名古屋公演（９月２〜３日）は大きな反響を呼んだ。王女・ビビを演じた本田真凜、ナミを演じた望結の姉妹が、今回のアイスショーについて語り合った。

【お姉ちゃんのビビ役に号泣】

ーー今回は姉妹での共演でした。お互いの演技などについてどう見ていましたか？

本田真凜（以下、真凜）　私はお稽古を積んでいくにつれてどんどんビビらしく演じることができた印象なんですけど、望結が演じたナミは、７月のお芝居の稽古の段階からもう"ナミ"でした。

　出演者のみんなが望結の演技につられるように上達していったことが、最高のアイスショーとなる最初のきっかけになったんじゃないかなと個人的には思っています。横浜公演の本番の時、最後の「仲間の印」の出航シーンで、毎回涙を流していると、噂で聞きまして（笑）。

※編集部注：出航シーンではビビからナミの表情は見えない。

『ワンピース・オン・アイス』でビビ役を演じた本田真凜この記事に関連する写真を見る本田望結（以下、望結）　あはは（笑）。

真凜　本当にすごいんだなってその時に思いましたし、自分もその領域までもっていけるように頑張らないといけないと感じました。

望結　ありがとうございます！　そのシーンで言うとお姉ちゃん（真凜）はリハーサルから本気ですが、本番の会場に来て、衣装を着て、お客さんを前にした時に、（本気度が）さらにもう一段階上がる瞬間をすごく感じて。自分では気がついていないかもしれないんですけど、リハとは本当に比べものにならないくらいの......。

ナミ役を演じた本田望結この記事に関連する写真を見る真凜　（リハーサルも）ちゃんとやってるやん！（笑）

望結　ちゃんとやってますよ。リハからすごいんだけど、お客さんの前に立った時の輝きが本当にすごくて。お稽古で何回も聞いてきたはずのビビのスピーチも本番では毎回初めて聞いたかのように鳥肌が立って、「お別れを言いにきたの」というラストシーンで号泣してしまって。グッと震える感じがありました。

ーーナミのバトルシーンも迫真でしたね。

望結　他のバトルはスピンやジャンプで動きがあるんですけど、ナミのバトルシーンは30秒ほど同じ姿勢だったりするので、じつはここは見せ場じゃないかと思っていました。表情でしか表現できなくて、その時間がお客さんにとって退屈な時間にならないようにしたいと思って取り組みました。

真凜　やっぱり望結の演技はみんなにとって見本になるもので、私にとってもそうなので、望結がずっとやってきた女優という仕事とスケートが交わって重なった作品になったとうれしく見ています。