つば九郎の人生相談「つき合いの長い友人が結婚。寂しさにどう向き合えばいい?」
第44回
デビューから今年で30年目を迎えた東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる~く答えていきます。
【お悩み】
長年、お互い独身でいろんなことを共にしてきた友人が、ついに結婚することになりました。結婚相談所でものすごく頑張っていたことを全然知らず、突然「結婚する」と言われ、祝福の気持ちと同時に寂しさが湧き上がっています。この寂しさに、どのように向き合えばよいでしょうか。(不惑の年子/東京)
まずは ほめよう。
つば九郎 「さびしい」とおもうよりさきに、まずはともだちのけっこんをおいわいしましょう。そして、ひとしれず、けっこんにむけてどりょくしていたともだちをほめてあげましょう。
――不惑の年子さんは、「先を越された」という思いがあって、素直に祝福できないのでしょうか?
つば九郎 「ゆうじん」といいつつ、けっこんそうだんじょにかよっていたこともしらないなんて、じつは「ゆうじん」ではなく、あいてのひとからすれば、たんにきのあう「ちじん」だったのかもしれない。
――こちらは「友人」だと思っていても、向こうからすれば単なる「知人」でしかなかった、と。それはそれでショックですね。
つば九郎 ほんとうのゆうじんなら、けっこんについてもはなしあったりするんじゃないのかな? 40だいじょせいのきもちは、つばくろうにはよくわからないけど......。
――ひょっとしたら、「一生、独身でいようね」と言っていたのに、抜け駆けされたのでしょうか?
つば九郎 そのかのうせいもあるかな、ってつばくろうもおもった。「わたし、ぜんぜんべんきょうしてないよ」といいつつ、てすとでまんてんとったり、「いっしょにごーるしようね」っていっていたのに、すたーとのしゅんかんにもうだっしゅしたり(笑)。でも、そういうかんけいだとしたら、やっぱり「ゆうじん」じゃなく、「ちじん」だよね。
――でも、それではあまりにも救いがなさすぎます。何か救いとなるようなアドバイスはありませんか?
つば九郎 ほんとうにさびしくてしかたがないのなら、ぜひじんぐうきゅうじょうにやくるとのしあいをみにきてください。ふわくのとしこさんとどうせだいのじょせいもたくさんいます。そして、「やくると」というきょうつうのしゅみをきっかけに、まずはちじんからはじめてみてください。