【プロレス】ジャイアント馬場がドリー・ファンク・ジュニアを完全無視 ケンコバが振り返る、全日レスラーたちの異変とその原因 (3ページ目)
【ジャイアント馬場は無視】
――プロレスに崇高な美学を持つ三沢さんですから、信じられませんね。
「でも、この試合はそこで終わらないんですよ。そのあと、三沢さんと秋山さんのパートナーで、コーナーで控えていたジャンボ鶴田さんが『この試合はダメだ』と言わんばかりに両手を大きく広げて観衆に訴えたんです。俺の目には、鶴田さんが『この試合は不成立です』とアピールしているように見えた。そこで、リング上で大変な事態が起きていることをあらためて認識しました」
――鶴田さんにとって、ドリーさんは師匠です。敵とはいえ、追い詰められた師匠を助ける対応をしなかったんですか?
「助けなかったんです。師匠のドリーさんがあれほど悲しげな表情をしているのに、我関せず。それどころか、一番の不穏なシーンはこのあとに起きるんです」
――まだ、あるんですか? 不穏の連鎖ですね。
「ドリーさんと馬場さんがふたりで連携して、相手選手をロープに振るシーンがありました。『あぁ、ダブルの水平チョップを浴びせるんやな』と思ったら、馬場さんがいきなり前に出て、ひとりで水平チョップを決めちゃったんです」
――馬場さんとドリーさんは、テリーが一時引退した直後にタッグを組んでいた名コンビだったはずですが......。
「それなのに、馬場さんはドリーさんを完全に無視した。リング上で、ドリーさんへのいじめが行なわれているような修羅場と化しました。ふたりでロープに振った意味もわからないし、そんな馬場さんを見たこともなかった。俺はますます、『何が起こってるんや......』と混乱しました。
ずっとモヤモヤを抱えていたんですが、冒頭でも話しましたけど、この不穏試合の背景が語られている書籍があって。あくまでも証言の内容であって、真実ではないかもしれません。その点は読者のみなさんもご了承いただきたいと思います。
その方の証言だったかも覚えていませんが、どうやらドリーさんが再婚した奥さんがすごい方だったらしいんです。全日本プロレスの掟を破り、馬場さんと奥さんの元子さんを激怒させたらしいんです」
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