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【女子プロレス】吏南は「上谷沙弥を本当の意味で脅かす存在になりたい」 スターダム5★STAR GPを史上最年少で制したその先 (4ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Satoshi Dairaku

【スターライト・キッドを追い越して見えた景色】

――5★STARの優勝決定戦の相手は、スターダム生え抜きのスターライト・キッド選手でした。

吏南:小さい頃から一緒にやってきた相手と、両国のメインイベントに立つ。決まった時はうれしさよりも、「やってやるしかない」という気持ちのほうが強かったです。昨年、宇都宮大会でスターライト・キッドに負けましたが、高校を卒業して完全にプロレスラーとして生きていくなかで、自分のレベルを証明できた試合だと思います。負けたけど、「トップに行く日は遠くない」と実感できた。

「自分が今どの位置にいて、トップとの差がどれくらいあるのか」もわかりました。その手応えを、今回の優勝で確信に変えることができた。最後は本当に気持ちで勝ちましたね。私は同期(7期生)のなかで、最初は実績もキャリアも一番下でした。ドラフト会議でも、最初に指名されたのはスターライト・キッドで、私は8巡目。比べられることすらなかった私が、5★STAR優勝で追い越したと思っています。

――両国の景色はいかがでしたか?

吏南:忘れられないです。一番強かったのは、「ほら見たか」という気持ちでした。悔しかったことが多すぎたので。でも、そこで満足はしていません。ここからトップを獲りにいきます。

 史上最年少優勝という記録も、すごくうれしい。長く続けてきたからこそ、最年少で誇れるものがほしかった。スターダムひと筋で8年やって、19歳7カ月でスターダムの歴史に名前を刻めたことは大きいです。

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