【女子プロレス】吏南は「上谷沙弥を本当の意味で脅かす存在になりたい」 スターダム5★STAR GPを史上最年少で制したその先 (2ページ目)
――この頃、マイクアピールの存在感も増しましたね。
吏南:マイクで何を伝えるかは、いつもすごく考えます。試合後は会場のお客さんの表情を見て、どんな気持ちでいるのかを想像しながら言葉を選ぶようにしています。
自分の試合映像も何度も見返すんですよ。気に入った試合なら10回くらい、30回、40回見ることもあります。もちろん練習して身体を鍛えることは大切ですが、いろいろな試合を鑑賞することも同じくらい大事だと思っています。自分の試合も含め、スターダムの試合は誰よりも見ている自信があります。『5★STAR GP 2026』も全部見返しました。自分を客観的に見て、「このマイクはいらなかった」「あれは言って正解だった」と振り返るんです。
【海外で実感したハングリーさ】
――今年6月からの海外遠征も、大きな経験になりましたか?
吏南:そうですね。アメリカとメキシコに約1カ月行きましたが、日本とはまったく違いました。向こうのお客さんは、プロレスをよりエンターテインメントとして見ている印象です。「このスターは何を見せてくれるんだ」という期待を感じます。
スターダムは、欠場しなければ所属選手全員に試合が組まれます。それはすごく恵まれた環境ですが、海外では所属していても試合が組まれない選手がいる。だからこそ、海外の選手のアピールや見せ方、ハングリー精神には学ぶところがありました。
日本の選手が負けているとは思いません。ただ、ひとつひとつの見せ方では、まだ自分も追いつけていないと感じました。
――将来的に海外挑戦は考えていますか?
吏南:「プロレス団体としてスターダムをトップに持っていくこと」が今の目標です。海外に挑戦する可能性もゼロではないけど、現実的に考える段階ではありません。東京ドームを満員にするような選手になった時に、また違う景色が見えるかもしれません。
とにかく、プロレス以外にやりたいことがないんです。自分の人生の半分以上がスターダムですから。8歳からプロレスを始めて、12月には20歳になります。だからこそ、スターダムで上へ行きたいですね。
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