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【女子プロレス】吏南は「上谷沙弥を本当の意味で脅かす存在になりたい」 スターダム5★STAR GPを史上最年少で制したその先 (3ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Satoshi Dairaku

【5★STAR GPで苦しかった2試合】

――5★STAR GPでは、ブロック戦から厳しい試合が続きました。最も苦しかった一戦は?

吏南:2試合あります。まずは海外遠征から帰ってきて、5★STAR GP初戦の玖麗さやか戦です。私は5★STARのために帰ってきたと言ってもいいくらいの気持ちだったし、自信もありました。それなのに、負けた。「なんで勝てないんだろう」「私は何をしていたんだろう」と思いましたね。試合映像を何度も見返しましたが、まだ答えは出ていません。ただ、あの負けがあったからこそ、「もっとやらなければいけない」と思えました。

 もうひとつは、公式戦最後のAZM戦です。「負けたら終わり」という状況で、しかもAZMには、去年の5★STARで2連敗している。自分にとっては"ラスボス"のような相手でした。AZMに勝たなければ、どれだけ勝ち点を積み上げても前に進めない。去年越えられなかった壁を越えられた時に、「1年前の自分とは違う」と確信しました。

 その勢いのまま、決勝トーナメント1回戦では山下りなに勝利しました。次に控えていたのは同門H.A.T.E.の小波。とにかく8月18日の後楽園大会で組まれた2試合は、必死に勝ちに行きました。

――8.23両国大会、RED STARS代表決定戦の相手は、リーグ戦で15分時間切れ引き分けだった舞華選手でした。

吏南:両国国技館で舞華とやると決まった時から、「ハイドレンジア(グラウンド式卍固め)」で勝つことしか考えていませんでした。私よりも身体が大きくてパワーも桁違いな舞華。どうすれば自分が勝てるのかを考えた時に、出てきた答えはハイドレンジアだった。自分で言うのもなんですけど、実力を伴った作戦勝ちだったと思います。

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