【男子バレー】ロス五輪へ「メンバー選考はもう始まっている」清水邦広が案ずる、36歳・深津英臣らベテランの2年間 (2ページ目)
アウトサイドヒッターの大塚達宣選手と富田将馬選手は、なかなかスタートで出る機会はなかったですが、リリーフサーバーで入ったら常に攻めるし、ミスが少ない。守備でも攻撃でも、コートに入れば必ず仕事をしている印象しかありません。
セッターの河東祐大選手は、大会直前にメンバーに加わって、プレッシャーや難しさもあったと思います。それでも、途中で入ってもすぐに真ん中の攻撃を使うし、2枚替えで一緒に入る宮浦選手にも常にいいトスを上げ続けていました。二段トスも上手で、9mくらいのロングトスを上げた場面があったのですが、あれは痺れましたね。距離がある場所に飛ばすにはパス力が求められるし、「オーバーだとミスをするかもしれない」とアンダーでいく選手が多いと思うのですが、河東選手は迷わず、素早くボールの下に入ってオーバーで上げた。スパイカーからすると、アンダーのトスはボールが回転するので少し打ちづらいこともある。それも考えて、リスクを恐れずオーバーでトスにするのはさすがでしたね。
山内晶大選手(ミドルブロッカー)は、今大会なかなか出場機会はなかったですが、大事な開幕戦で小野寺選手と一緒にスタメンで出て、チームに勝利をもたらした。さすがベテラン、という存在感でしたし、チームを落ち着かせるプレーができていた。ここまで話してきて、「本当にいいチームだな」とあらためて思いました(笑)。
【若手とベテランで違う五輪までの2年間】
――2年前にオリンピック出場が決まったことで、いろいろとプラスな要素があると思います。
清水 もちろん2年前に決まるのはプラスです。直前でオリンピック出場を決めないといけないとなれば、出場権を獲ることにフォーカスしないといけない。でも2年前に決まったことで、「オリンピックの本大会でどう結果を出すか」にフォーカスしながら過ごせるのが大きく違います。選手の準備の仕方も大きく変わるはずなので、チームとしては間違いなくプラスだと思います。でも個人としては、すごく複雑な思いもありますね。
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