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【男子バレー】ロス五輪へ「メンバー選考はもう始まっている」清水邦広が案ずる、36歳・深津英臣らベテランの2年間 (3ページ目)

  • 田中夕子●取材・文 text by Yuko Tanaka

――複雑、と言うと?

清水 アジア選手権は14名で戦いましたけど、オリンピック本大会はメンバーが12名になる。選ばれるメンバーもどうなっているかわかりません。出場を決めた時点から、選考が始まっていると思うと胸が痛いですね。

 若い選手とベテランの選手では、この2年の過ごし方も全然違うと思います。僕も出場した東京五輪でその難しさを痛感しました。もし東京五輪が予定どおり2020年に開催されていたら、髙橋藍選手ではなく、僕と同じ年齢の福澤達哉が選ばれていたと思うんです。でも1年延びたことで、藍選手が頭角を現し、福澤選手はメンバーから落ちてしまった。

 1年でも何が起きるかわからないのに2年あるわけですから、学生も含めて、若手からすると最大のチャンスです。ただ、ベテランとしては大変だと思います。36歳の深津英臣選手もそうだし、石川祐希選手も小野寺選手も山内選手も30歳以上です。メダルを獲るためには、2年後に今の状態よりもさらに上げなきゃいけない。ベテランになればなるほどコンディショニングが難しくなりますが、今以上のパフォーマンスを発揮するためには身体を酷使しないといけません。

 同じ練習をするとして、若手とベテランでは伸び率が違いますよね。若手はどんどん伸びるけど、ベテランが同じように伸びるかというと、そうではない。自分なりにいろんな努力をして、考えて、プレーの向上に結びつけないといけないのはかなり大変だと思います。僕も、そんな1年間の重みを知っているのでよくわかりますし、ベテランの立ち位置で想像すると相当きついです。だけど、ベテラン勢にも頑張ってほしいし、もちろん期待しています。

【開幕するSVリーグへの意気込み】

――2年が長いか短いか、選手によって違うということですね。

清水 そうですね。ベテランとしては長いのか、でも若手としては短いのか。あるものねだり......じゃなくて、ないものねだり(笑)。僕としては本当に全員に出てほしいし、出させてあげたい。理想としては今この状態のまま、「はい2年後」となってほしいです。

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