【競馬予想】新潟2歳Sは素質馬2頭が有力も、穴党記者は異なる展開で浮上する伏兵2頭に熱視線 (2ページ目)
管理する鹿戸雄一調教師も、その勝ちっぷりを評価。『能力どおりというか、強かったです。人の言うことをちゃんと聞けるし、走ることにも前向き』と、操作性の高さなどを同馬の強みとして挙げていました。
母サンティールは、現役時代に芝1800mで4勝。その血統からして、距離が延びるのもプラスでしょう。
展開的にも、リアライズシリウスの直後でうまく運べれば、直線でかわしての逆転も十分に考えられます。最低でも、2、3着の馬券圏内には粘りきれると踏んでいます。取り口の安定感からも、人気以上の走りが期待できるのではないでしょうか」
坂本記者がオススメするもう1頭は、デビュー予定のレースを取り消したあと、仕切り直しで臨んだ新馬戦(6月22日/東京・芝1600m)を快勝したサノノグレーター(牡2歳)だ。
「目標のリアライズシリウスに対して各馬が早めに仕掛けていく形となり、前が苦しくなったところで差し馬が台頭――といった展開になった場合は、この馬の出番でしょう。初陣では、4角11番手から豪快な末脚を繰り出して白星を挙げましたからね。
そのレースぶりには、鞍上の横山琉人騎手が『ここまでいい脚を使うとは思っていなかったです』と驚きの声を挙げたほど。今回も初戦と同じ左回りで、決め手が生かせる外回りコースは打ってつけの条件と言えます。
新潟2歳Sでの一発が期待されるサノノグレーター photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る グレーターロンドン産駒というと、渋いイメージを抱きがちですが、その多くが仕上がり早。2022年のGIII小倉2歳Sを勝ったロンドンプランも同産駒で、早い時期からの活躍が期待できます。
豊かなスピードを受け継いでいるのも、同産駒の特長。叔父に2022年のこのレースで2着になったウインオーディンがいるサノノグレーター。叔父同様、あるいはそれ以上の奮闘があっても不思議ではありません」
来春の大舞台に向けても、注視すべき一戦となる新潟2歳S。有力2頭がその資質どおりの力を示すのか。はたまた、意外な伏兵の台頭があるのか。必見である。
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