【競馬予想】アイビスサマーダッシュは今年も「荒れる」 穴党記者が推奨する激アツな伏兵2頭 (2ページ目)
テン乗りだった丸山元気騎手は『レース前から落ちついていたことが大きかったですし、最後まで集中していました』とメンタル面を勝因に挙げ、それこそ、去勢の効果が出てきた証拠でしょう。レース後、その鞍上からアイビスサマーダッシュ出走への進言があって、それでここに駒を進めてきたようです。
前進気勢にあふれていて、前走でも抑えるのに苦労するほど唸っていました。それだけに、さらなる距離短縮は歓迎でしょう。
行きたい馬がそろっていて、競馬もしやすいはず。前に馬を置く形で運べれば、今回も終(しま)いで弾けてくれるのではないでしょうか。もともとのポテンシャルを考えれば、重賞制覇もそう難しくないと見ています」
藤田記者がオススメするもう1頭は、ニシノトキメキ(牝5歳)だ。
「初めての新潟・千直だった前走の1勝クラス(5月3日)での勝ちっぷりが圧巻でした。右にモタれる面があるので、外ラチ沿いを走れたのも大きかったと思いますが、バランスを修正しながら逃げて、なおかつ、上がりもメンバー最速。後続に4馬身差をつける完勝で、千直適性の高さを裏づける内容でした。
しかも、陣営からは『本調子ではなかった』という話も出ていて、上積みが見込める今回は時計短縮も十分に可能でしょう」
そうはいっても、ニシノトキメキは1勝クラスを勝ったばかりで2勝クラスの身。クラスがふたつ上のオープンクラス、それも重賞で通用する力はあるのだろうか。そんな疑問に対して、藤田記者は首を振って「問題ありません」と語る。
「千直というのは、格よりも適性が大きくモノを言う条件で、これまでにも格上挑戦で好走した馬は多数います。
また、時計勝負になるため、斤量面で軽い牝馬の活躍が目立っているのも推奨ポイントです。データ的に見ても不安は少なく、格下の身とはいえ、侮れませんよ」
例年、夏の新潟開幕週に行なわれていたアイビスサマーダッシュ。今年は1週遅れの開催となって、「ただでさえ外枠が圧倒的な有利のレースなのに、今年はその傾向にさらに拍車がかかりそう」と藤田記者。特にカルロヴェローチェが8枠16番に入り、藤田記者は「積極的に狙っていきたい」と自信の笑みを見せた。
真夏の電撃戦。推奨馬2頭が"激アツ"の配当をもたらすのか、注目である。
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