【イングランド】格下相手に負けて弱気になった古豪監督

  • 鈴木英寿●文 text by Suzuki Hidetoshi

 キャピタル・ワン・カップ(イングランド・リーグカップ)でまさかの快進撃を続けるのが、ブラッドフォード(リーグ2=実質4部)だ。準決勝では古豪アストン・ビラを撃破。2月24日に行なわれるスウォンジーとの決勝戦に駒を進めている。

 これに怒り心頭なのが、アストン・ビラのサポーターである。ただでさえ、プレミアリーグでは降格圏内をさまよっているだけに、今回の格下相手の敗戦後、一部サポーターが暴徒化。ポール・ランバート監督のもとには、複数の脅迫状が舞い込んでいるという。

 クラブの会長はランバート監督を擁護しているものの、当の指揮官は「会長が擁護してくれても、(情けない)試合結果には関係ない」と何やら弱腰のコメント。おまけに「胃が痛い」と言い出す始末......。現役時代、スコットランド代表で活躍し、ボルシア・ドルトムントでヨーロッパ制覇を成し遂げた往年の名手も、監督として最大の試練に立たされている。

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