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【ドラフト2026】ヤクルトの快進撃はなぜ続かなかったのか 「いないタイプ」の投手と山田哲人、塩見泰隆の後継者を探せ! (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 さあ、そして「いないタイプ」に取りかかろう。

 スリークォーター気味の角度から、暴力的にナチュラル変化する剛球で真っ向勝負する川原嗣貴(大阪桐蔭→Honda鈴鹿/投手/190センチ・100キロ/右投左打)。近いタイプで150キロ前後の球速帯を持つ吉川凌平(習志野→千葉商科大/投手/186センチ・90キロ/右投右打)。そして、長い右腕から地を這うような軌道で投げ込むアンダーハンドの松平快聖(市原中央→神奈川大/投手/191センチ・86キロ/右投右打)。

 今のヤクルト投手陣に加われば、いずれも「革命的人材」になり得るのではないか。

 2024年育成ドラフト3位で入団したアンダーハンド右腕・下川隼佑も、2025年に支配下登録され、一軍で独特の軌道を武器に存在感を示した。ただ、今季は3試合の登板にとどまった。さらに青柳晃洋も今季限りで戦力外となっただけに、変則タイプはぜひとも「補充」したいところだ。

 川原と松平、あるいは吉川と松平......。毎年出てくるタイプではない。3人のうち2人を獲得できれば、投手陣の景色はかなり変わってくるはずだ。

【3年計画で層を厚くしたい】

 山田哲人、塩見泰隆は、ケガや年齢的なことを考えても、来季以降、年間を通してフルに戦い抜ける保証はない。だからこそ、先に代わる人材を手当てしておく。そのうえで、「あ、山田が出てきた」「お、塩見もカムバックか!」となった時、それがチームとしての本当の「層の厚さ」になる。

 まず、山田の後釜になり得る存在として、戦国東都の実力者・赤堀颯(聖光学院→國學院大/二塁手/174センチ・78キロ/右投右打)を挙げたい。

 状況を読み、ベンチが求める以上の仕事をやってのける野球勘のすばらしさに太鼓判を押す。将来、チームリーダーになれる資質も備えた、骨のある青年だ。

 アスリート型外野手・塩見の後継なら、中津大和(小松大谷→法政大→日本生命/外野手/180センチ・77キロ/右投左打)がピッタリなのだが、2位までに消えそうな気配もある。

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