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【ドラフト2026】中日の「不可解な指名」は変わるのか? フロント主導で狙いたい3年後、5年後の主力候補たち (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 前例の少ないミステリアスな大器なら、平田玲翔(大分商/投手/188センチ・80キロ/右投右打)だろう。このサイズながら俊足を誇り、身体能力も高い。独特のスリークォーターから150キロを超えるボールを投げ込むエンジンの大きさも魅力だ。球界でもなかなか見ないタイプであること自体が、得難い付加価値になる。

 高校生左腕の候補が少ない今年のドラフトでは、U−18日本代表の3人に人気が集まりそうだ。

 上位候補には、末吉良丞(沖縄尚学/投手/176センチ・94キロ/左投左打)と前田侑大(高岡第一/投手/173センチ・70キロ/左投左打)。杉本真滉(智弁学園/投手/177センチ・86キロ/左投左打)は、大舞台で培った経験値と勝負度胸が売りだ。

 今夏の大阪大会で「公立の星」として注目された岡本翔斗(香里丘/投手/182センチ・72キロ/右投左打)は、今年の高校生右腕では最高級の球質の持ち主と言っても過言ではない。この先、プロの食事とトレーニングによって体が5、6キロ大きくなった時、どんなボールを投げるのか。達孝太(日本ハム)のような変貌を期待したくなる素材だ。

【大砲と遊撃手の備えもほしい】

 一方の打線は、チーム打率.228と苦しんだ。ただし、本塁打は121本を記録。DeNA、阪神に次ぐリーグ3位と、長打力そのものが決定的に不足しているわけではない。

 細川成也は25本塁打を放ち、サノーも23本塁打。石川昂弥も7年目の今季、11本塁打をマークした。ただ、日本人の中軸候補を中長期的に考えれば、細川に続く「大砲」を育てておきたいところだ。

 地元筋で探るなら、伊藤颯希(そうき/県岐阜商→上武大/外野手/185センチ・96キロ/右投右打)はどうだろう。今春のリーグ戦では6本塁打、21打点と大暴れした。打った瞬間にそれとわかる打球が多いのが、アーチストとしての資質だ。

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