【ドラフト2026】中日の「不可解な指名」は変わるのか? フロント主導で狙いたい3年後、5年後の主力候補たち (2ページ目)
昨年春のノースアジア大戦で北東北大学野球連盟タイ記録となる19奪三振を記録した富士大の角田楓斗 photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る
【投手陣の世代交代は待ったなし】
チーム最多の10勝を挙げた大野雄大は38歳。大野に次ぐ7勝(5敗)をマークした柳裕也も32歳。防御率2.34と安定した投球を見せたものの、9月28日に右ヒジの手術を受けた。来季に向けて、その回復具合は気になるところだ。
同じく7勝8敗の28歳左腕、カイル・マラーも来季の去就が不透明だ。やはり優先して補強すべきは投手陣ではないか。
昨年ドラフト1位の中西聖輝は、一軍では2勝8敗ときっかけをつかみきれなかったが、ファームでは12試合に登板して4勝2敗、防御率1.61。来季の台頭に向けた足がかりはつかんだように見える。
そこに、今年のドラフトの目玉であり、中西の大学の後輩でもある鈴木泰成(東海大菅生→青山学院大/投手/187センチ・92キロ/右投右打)を1位候補として据えるのも手だが、同じ右の本格派という意味ではキャラクターが重なる。それならば、とほかの「実力者」を探してみた。
私が「間違いなく栗林良吏(広島)になれる」と踏んでいるのが、角田楓斗(かくた・ふうと/東奥義塾→富士大/投手/178センチ・83キロ/右投左打)だ。雪深い青森県弘前市で生まれ育った、辛抱強く、粘り強い投手。相手になかなか先取点を許さない先発タイプである。
150キロ前後の快速球にタテのスライダー、スプリット系の速い変化球、さらに落差の大きなカーブを交え、両サイドを使える制球力も備えている。ポーカーフェイスからは、マウンド上で動じない芯の強さがうかがえる。
20歳前後の快腕、剛腕がもっといてもいい。いや、いなければ将来の展望は開けないだろう。
地元・東海地区の岐阜には、鈴木悠悟(中京/投手/177センチ・75キロ/右投右打)がいる。強打と野球センスも抜群だけに、遊撃手としての未来もつい夢見てしまうが、投手としても村上頌樹(阪神)クラスの逸材だと踏んでいる。投げる球種のどれもがプロで通用するだけの球質を備え、何よりマウンドでの支配感がただ者ではない。
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