選手プロデュース弁当に注目。太るのも納得!?の「松坂弁当」

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

パ・リーグ主義で行こう! 
「選手プロデュース弁当」徹底比較 第1回 ソフトバンク・オリックス編

 ここ数ヵ月、ファンサービスに力を入れるパ・リーグ各球場に行って、ひたすら「選手プロデュース弁当」を食べ続けた。誰かに命じられたわけではない。無理強いされたわけでもない。では、「一体、何のために?」と、問われれば、「そこに弁当があるから」としか答えようがない。

 初めは軽い気持ちで始めたものの、いざ食べてみると、意外とキツイことに気がついた。「選手の大好物」、あるいは「選手出身地の郷土料理」が詰まったプロデュース弁当は、基本的に肉料理中心で、野菜がほとんどない。さらに、一流アスリートの胃袋を満たすことを主眼に置いているためか、味付けは濃く、ハイカロリー・ハイ塩分がデフォルト。僕のように、中性脂肪が高めの中年男性にとって、決して身体に優しくないメニューが並んでいたのだ。

 それでも、ひたすら食べ続けた。開門直後に1個目の弁当を食べ、試合終盤に2個目の弁当を食べたこともある。「オレは何でこんな苦行に挑んでいるのだ?」と自問自答したことは一度や二度ではない。それでも食べ続けた。なぜなら、そこに弁当があるからだ。パ・リーグ各球団の「選手プロデュース弁当」を、球団別に3回にわたってご紹介したい。

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