テクノロジーで描くDリーグの未来 地方開催、そしてワールドカップへ ソフトバンク榛葉会長×神田COO対談 (3ページ目)
――ソフトバンクとして、Dリーグを通して実現していきたい未来、もしくはDリーグに期待していることを教えてください。
榛葉 ひとつは勘太朗さんもおっしゃっていたテクノロジーの部分です。シンクロの採点については今もプロの方々が行なわれていますが、そこにテクノロジーを活用して観客にもダンサーにもより納得していただけるように明確化していく。それがデータとして蓄積されていくようなことは、我々がまさにお手伝いできるところです。
我々として非常にありがたい点は、Dリーグ、Dリーガーの皆さまが、本当に一丸となって新しいことに取り組んでくださる点です。そのおかげで我々としてもダンスとテクノロジーの融合を進めやすくなっています。
それから今、Dリーグは東京で開催されていて、地方の方々が生で見るためには東京に出てきていただくことになります。やはり全国各地で開催されることも期待しています。
それも踏まえて、勘太朗さんもおっしゃったように、ワールドカップも実現してほしいですよね。ダンスはその土地の文化や経済状況に関係なくすぐに始められるものです。メジャースポーツのひとつであるサッカーも、ボールひとつあればできるからこそ、世界的な広がりを見せている。それと同じように、ダンスもますます広がっていってほしいなと思っています。
Dリーグの未来について語り合った神田氏(左)と榛葉氏(右) photo by Takao Ishikawaこの記事に関連する写真を見る
【Dリーグの構想】
――最後に今シーズンの見どころ、そして未来の構想について教えてください。
神田 これまでずっと1日5試合ずつ2日間で開催することを理想としてきまして、それには20チームが必要だったのですが、おかげさまで今シーズンから20チームでスタートすることができます。
国内スポーツのひとつの課題は若年層の獲得ですが、今Dリーグは、お客様の70%近くが女性の方々で、年齢は10〜20代が中心となっており、それに加えてその家族を含めたすべての世代が足を運んでくれています。
今は推し活が伸びているという背景もありますので、「推しはDリーグ」と言いやすくなってきているはずです。そんな方々に満足していただけるような環境をもっと作っていこうと思っています。
それから先ほど榛葉さんからもお話がありました東京以外での開催ですが、実際に地方自治体から「開催してほしい」という声も出てきています。今シーズンから関西・大阪を拠点としたチーム(ONODERA USER RUNBULLS)ができましたので、まずは大阪で試してみようかというのもありかもしれません。
またソフトバンク様にゴールドパートナーになっていただいているSDリーグ(スタジオダンスリーグ:小中高生を対象にした日本一のダンススタジオを決定する大会)は、北日本、東日本、中日本、西日本、南日本の5地区に分けて開催していますので、そこと連携していくことで、地方開催も可能になってくるかもしれません。
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