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【プロレス】ケンコバが釘づけになった、ドリー・ファンク・ジュニアの「信じられない動き」長州力・谷津嘉章とのタッグマッチで何が? (2ページ目)

  • 松岡健治●取材・文 text by Kenji Matsuoka

【ドリーが取った「イメージとはかけ離れた行動」】

――今回お話しいただく試合は石川県の七尾総合市民体育館での一戦ですね。

「元横綱の輪島大士さんが、タイガー・ジェット・シンを相手に日本でのプロレスデビューを飾った記念すべき大会での試合でしたね」

――大相撲で横綱まで上り詰めた輪島さんが、ふるさとの七尾でデビューする一戦はプロレスの枠を超えて話題になり、日本テレビも生中継しました。

「その試合のあとに組まれていたのが、ファンクスと長州・谷津組の試合。輪島さんのデビュー戦のインパクトが強すぎて、覚えているファンが少ないんじゃないかと思いますが、俺はタッグマッチのほうに釘づけになりました。ドリーさんが、信じられない動きを見せたからです」

――その「信じられない動き」とは?

「谷津と相対した時に、いきなり四つん這いになったんです。レスリングでいう『パーテレポジション』という体勢で、谷津に向かって『来い!』と挑発したんですよ。まるで『お前のレスリングの実力を見てやるよ』と言わんばかりの行動でした。

 ドリーさんは"正統派すぎる"名レスラーで、いわゆるシュートとは無縁のレスラーだと思っていました。だけど、明らかにこの時は谷津に仕掛けていた。それが俺にとっては、ドリーさんのイメージとはかけ離れた行動だったんです。その不穏な行動について、プロレスファンの何人かと集まって議論したいと思っているところです」

――そのシーンは記憶にないですね。確かに、ドリーさんのプロレスでは考えられない行動です。ケンコバさんとしては、なぜドリーさんは谷津さんに不穏な行動を取ったと思いますか?

「あくまで個人的な意見として話します。この試合中に、谷津さんがドリーさんの攻めに対して、当時のUWFのレスラーのような動きをした場面があったんです。ドリーさんがロープに振ろうとしたら、ロープをつかんで『アンタにはつき合わないぜ』というポーズを取ったんじゃなかったかと。

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