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【女子プロレス】スターダムの三姉妹レスラー・吏南が振り返る、小学6年生デビュー後に味わった屈辱 木村花に救われて「目指す道が見えた」 (2ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Satoshi Dairaku

――当時はまだ小学校2、3年生の頃ですね。

吏南:そうです。地元の栃木から東京まで、練習のために通っていました。浜松町の道場まで片道2時間以上かけて行って、練習して栃木に帰る。ただし練習は水曜と土曜だけで、日曜は試合観戦。普通の練習生みたいに毎日練習できる環境ではなかったです。

 小学6年生でデビューしたので、練習生の期間は約4年ありました。デビューしたレスラーのなかで一番長いんじゃないですか(笑)。後から入ってきた練習生に追い抜かれていくのは悔しかった。でも、今思えば学生だったし、栃木から通っていたので仕方なかったのかなとも思います。

【デビュー決定を知らされたのは2週間前】

――デビューは2018年10月13日、双子の妹・妃南選手とのシングルでした。当時のことは覚えていますか?

吏南:試合内容はあまり記憶にありません。でも、デビュー戦が決まったと聞いた時のことは覚えています。柔道の練習中、父から「デビュー戦が決まっているよ」と言われました。確か2週間前くらいです。

 自分たちは携帯電話を持っていなかったので、突然知らされました。コスチュームも急いで作ってもらって、サイズが合わないまま着ていましたね(笑)。でも、4年かかってやっとデビューできることになって、「プロレスラーになれるんだ」とうれしかった記憶があります。

――その頃からプロ意識はありましたか?

吏南:ありました。デビュー間もない頃から「お客さんはお金を払って試合を観に来てくれる」という意識を持つようになりました。周囲からは、「声が出ていない」「試合への取り組みが足りない」と、本当に厳しく叱られました。

 姉の羽南は先にデビューしていて、礼儀も含めてしっかりしていたので、「羽南はこれだけできている。ふたりもやらなきゃダメだ」と比較されたこともあります。道場でかなり怒られましたね。

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