【ボクシング】山中慎介が注目するボクサーたち 西田凌佑の2階級制覇、18歳の「史上最高の逸材」、井上尚弥vsバムの実現性を語った (2ページ目)
【井上尚弥vsバムに「勝負論」はあるのか】
――ジェシー・"バム"・ロドリゲスの今後も気になります。井上尚弥選手との対戦も取り沙汰されていますが、バンタム級に階級を上げて初戦となる前戦のアントニオ・バルガス戦(6ラウンドKOでバムの勝利)はどう見ましたか?
山中 もちろんバムは強いですし、階級を上げてしっかり結果を出したこと自体、すごいことだと思います。ただ、バルガスがバンタム級で特別な強さを持った選手かというと、僕はそこまでの印象ではなかった。バムがフィジカル的に押し込まれている場面もありました。だから、もっとフィジカルの強い相手だったらどうなるのか。そのあたりは、未知数だと思います。
――バムがさらに階級を上げてスーパーバンタム級で井上選手と対戦するとなると、フィジカル面でも厳しくなる?
山中 フレームも火力も全然違いますよね。バムにとっては短期間で2階級上げることになりますから。しかも、相手が井上尚弥。現時点では、ちょっと無茶だと思います。バムのキャリアを考えても、もったいない気がしますね。それでもやるとなれば、ファイトマネーがえげつない、といった理由があるんだと思いますけど(笑)。勝負という意味では、かなり井上が優位だと思います。
――バムが日本人の実力者がひしめくバンタム級にとどまれば、大きな存在になりそうですね。
山中 はい。名前はバムで、バンタムと近いですからね(笑)。ケガから復活する堤聖也もいますし、井上拓真、那須川天心、増田陸。さらに若い選手も上がってきています。伊藤千飛(WBOアジア太平洋バンタム級王者)ら、今後世界戦に絡んでくる選手もいますから。
――どのタイミングで世界戦が組まれるのか、順番待ちともいえるくらい選手が豊富です。
山中 元チャンピオンの武居由樹も、次の試合でどのくらいの選手とやるかわからないですけど、何回か勝ちを重ねないとタイトルマッチまでいくのは簡単ではないと思いますね。それだけ世界を狙える選手が揃っているということです。
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