2020.06.12

日本代表入りの準備OK。
ウェルメスケルケン際がオランダで急成長

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 ファン・ウェルメスケルケン際は日本の高校を卒業後、プロサッカー選手を夢見て父の祖国であるオランダに渡った。ドルトレヒトのリザーブチームからコツコツとキャリアを重ねて、2019−20シーズンにオランダリーグ1部所属のズヴォレに入団。念願だったエールディビジの舞台まで上り詰めた。

オランダ人の父と日本人の母を持つファン・ウェルメスケルケン際 際の真骨頂は、"レギュラー落ち"からの復活だ。オランダ2部リーグでプレーしたドルトレヒト時代も、同じく2部リーグのカンブール時代も、シーズン中にレギュラーから外されながらその都度、熾烈なレギュラー争いを制し、正位置を取り返していた。

 2019−20シーズンも同様。前半戦はチームの主力として活躍した際だったが、後半戦はスタメンから外れ、ベンチスタートが多くなってしまった。だが、心配無用。3月にはポジション争いに再び勝ち、見事にスタメンの座を奪取していた。

 さあ、これからだ。

 そんなタイミングで、新型コロナウイルスの感染拡大によってリーグ戦は打ち切りになってしまった。ただ、1部リーグでも十分にやれるという手応えは財産として残った。オランダのトップリーグで過ごした1年を、現在25歳の際に振り返ってもらった。