検索

【ドラフト2026】DeNA悲願のリーグ優勝へ「最後のピース」は投手力 地元の逸材・織田翔希を筆頭に獲得したい実力派たち (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 高校時代から力感あふれる投球には目を奪われたが、一般入試で進んだ明治大でも激しいサバイバルを勝ち抜き、力強く台頭してきた。短いイニングなら、平均して150キロ前後をマークできるパワーに、鋭い縦の変化球。屈強な心身が何よりの武器だ。

 今年のDeNAはリーグ3位。2位指名までに他球団がどう動くかわからないだけに、手広く準備しておく必要がある。

 猪俣駿太(明秀日立→東北福祉大/投手/185センチ・92キロ/右投左打)、あるいは仲井慎(下関国際→駒澤大/投手/177センチ・83キロ/右投右打)を狙いたいが、万が一の場合は野原元気(塔南→京都産業大/投手/182センチ・85キロ/右投右打)が面白い。

 猪俣は長身から投げ下ろす140キロ台後半の速球と多彩な変化球を低めに集められるのが大きなアドバンテージ。「丁寧に投げる」というピッチングの原点を外さない。

 残念ながら東都2部で大学生活を終える仲井だが、神宮で見てみたかった快速球と、独特の縦に沈む「魔球」は一級品。抜群の身体能力を持ち、まだ大きな伸びしろも残している。

 人間だから調子の波はあるはずなのに、それを投球に出さないのが野原の頼もしさだ。1年間投げ通すために一番必要なのは、こうした「芯の強さ」なのかもしれない。

 さらに3位以下で、樋口新(あらた/千葉経済大付→愛知工業大→王子/投手/178センチ・82キロ/左投左打)、樫村佳歩(けいと/水城→立正大→セガサミー/投手/166センチ・71キロ/右投右打)、的場吏玖(りく/大阪電通大高→天理大/投手/186センチ・76キロ/右投右打)の中から2人は獲れないか。知名度こそ高くなくても、いずれも「実力派」だ。

 九谷瑠(楽天)との2本柱で昨夏の都市対抗優勝に貢献した樋口は、2年連続で出場した今夏の大舞台でも実力を発揮。強豪相手にもまったくひるまない、怖いもの知らずのガッツは実戦で得難い。

 小柄ながら150キロ前後のストレートと沈む系の変化球を操る樫村も、強靱なハートの持ち主だ。まだ社会人1年目だが、セガサミーが今季限りで野球部の活動を終了することもあり、その進路には注目が集まる。

3 / 4

登録は簡単! チェックを入れてボタンを押すだけ 詳しくはこちら

キーワード

このページのトップに戻る