【ドラフト2026】楽天再建へ、狙いたい5人 上位は即戦力投手を徹底補強、野手なら「地元出身の強打者」も面白い (2ページ目)
亜細亜大の最速158キロ右腕・川尻啓人 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【上位3人まで投手指名でもいい】
現状、12球団から最上位級の評価を受けているのが、鈴木泰成(東海大菅生→青山学院大/投手/187センチ・90キロ/右投右打)だろう。実際、9月18日に行なわれた東都リーグでの東洋大戦を、石井一久GMと吉井監督が視察に訪れている。
長身から投げ下ろす150キロ台の快速球に、カーブ、スライダー、フォークなどを織り交ぜて勝負できる即戦力右腕。ただ、楽天の荘司とは長身本格派という点でタイプが重なる。似たタイプを揃えるより、違った個性を持つ投手を加える手もある。
見渡してみると、今の楽天には力で打者を圧倒する「剛球派」が少ない。ならば、同じ東都大学リーグの川尻啓人(高岡商→亜細亜大/投手/189センチ・93キロ/右投左打)が適役ではないか。
初回から150キロ台前半を連発できる馬力を備えながら、制球が大きく破綻しないのが魅力だ。ツーシーム系のボールでも空振りを奪える。八戸学院大の監督時代から「バランスと制球」を投手育成の信条としてきた正村公弘監督が手塩にかけて育ててきた大器である。
ただ、ひとりでは足りない。松本直(鎌倉学園→明治大/投手/181センチ・90キロ/右投右打)でもうひと押ししたい。
明治大では救援を中心に起用されてきたため、先発投手ほど露出度は高くないが、最速153キロの速球とフォークを武器に真っ向勝負を挑む右腕だ。一般入試で明治大に進み、逸材が揃う投手陣の競争を勝ち抜いてきた心身の強さも、低迷するチームには頼もしい。
今年のドラフトではパ・リーグに2巡目の優先権があり、2位指名はレギュラーシーズン下位球団から始まる。最下位の楽天は2巡目の最初に指名できる。この利点を最大限に生かしたい。
3年連続でリリーフとしてフル回転してきた藤平尚真の負担も考えれば、先発だけでなく救援陣に厚みを持たせる意味でも、松本のようなタイプはタイムリーな人選になる。
さらにもうひと押しするなら、馬場拓海(福岡大大濠→日本体育大/投手/184センチ・88キロ/右投右打)はどうか。
トルネード気味のフォームからスリークォーター、時にはサイドハンドに近い角度も使う変則タイプの剛球右腕。150キロ前後の速球にはナチュラルな変化もあり、「打ちにくさ」という点では今年の候補でもトップクラスだろう。
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