【ドラフト2026】楽天再建へ、狙いたい5人 上位は即戦力投手を徹底補強、野手なら「地元出身の強打者」も面白い
現有戦力から読み解く「2026ドラフトで獲るべき選手」〜楽天編
今年もドラフト会議の季節がやってきた。各球団ともシーズンを振り返りながら、来季に向けた補強ポイントを洗い出し、候補選手の最終的な絞り込みに入っていることだろう。10月22日に迫る「運命の日」を前に、本当に獲得すべき選手は誰なのか──。今季、シーズン序盤から低迷した楽天は、先発陣の強化を軸に、即戦力投手の指名を考えたい。
【荘司康誠が示したエースの片鱗】
6月に三木肇監督が休養し、塩川達也ヘッドコーチが監督代行を務めたあと、昨季までロッテで指揮を執った吉井理人監督を新たな指揮官として招聘。それでもチームは浮上できず、10月4日終了時点(以下同)で142試合を消化して57勝84敗1分、勝率.404。5位ロッテに7.5ゲーム差をつけられ、2018年以来8年ぶりとなる最下位が決定している。
数字を見れば明るい材料の乏しいシーズンだが、終盤に来て一条の光が差し込んだ。ローテーションの一角として期待されながら、これまで今ひとつ殻を破りきれなかった4年目右腕・荘司康誠に「変化」が見えてきたからだ。
9月2日のオリックス戦では8回を投げ、11奪三振、無四球無失点。同16日のロッテ戦では9回を6安打無失点に抑え、プロ初完投を初完封で飾ると同時に、自身初の規定投球回にも到達した。
その後も奪三振を積み重ね、25試合に登板し、9勝9敗、防御率3.45。159イニングを投げてリーグトップの171奪三振を記録している。初のタイトル獲得も目前で、来季は先発陣の軸として期待できそうだ。
ルーキーの伊藤樹も6試合に登板して2勝1敗と、来季につながる経験を積んだ。一方、昨年9月に左肩を手術した早川隆久は7勝10敗、防御率2.94。防御率はリーグ6位と安定しているものの、勝ち星は伸びなかった。古謝樹も3勝11敗、防御率3.17。ドラフト1位で入団した投手たちも、それぞれ異なるシーズンを送った。
得点力にも課題を抱えているが、まず「最下位脱出」に手をつけるなら、打者以上に「勝つ力」を持った投手の補強を優先したい。
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著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。













