現役選手が語る「高卒２年目、西武・森友哉の衝撃」 (6ページ目)

　そして坂元コーチは、森がベストな状態でフルシーズンを戦えるように細心のケアを心掛けていると言う。

「不安はスタミナ面です。まだフルシーズンの経験がないですし、彼のバッティングフォーム（腰を深く沈めて構える）は下半身にかなりストレスがかかります。疲れが出て、下半身が弱ってきた時に、今のようなバッティングができるのかどうか。ただ、体幹も強く、瞬発力もある。おまけに精神面も19歳とは思えないほど堂々としている（笑）。最近は練習もよくするようになったし、彼なら乗り越えられるような気がしています」

　未来ある若い選手の活躍を見るのは、実に楽しい。このまま順調にシーズンを終えた時、はたしてどんな数字を残してくれるのだろうか。誰もが驚く19歳・森友哉のバッティングからしばらく目が離せそうにない。