検索

【競輪】石原颯がGⅠ初制覇 犬伏湧也の「恩返し」で四国勢連続V 決勝前には恩人・寺崎浩平から「圧」も

  • PR text by Sportiva

プロ7年目、26歳の石原颯がGⅠタイトルを獲得 photo by Manabu Takahashiプロ7年目、26歳の石原颯がGⅠタイトルを獲得 photo by Manabu Takahashiこの記事に関連する写真を見る

犬伏の恩返し

 競輪界に四国旋風が吹き荒れている。

 10月9日(金)~12日(月・祝)の4日間、新潟県の弥彦競輪場で開催されたGⅠ「第35回 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」で、香川の石原颯(117期)がGⅠ初優勝を飾った。これで8月のオールスター競輪で犬伏湧也(徳島・119期)がGⅠ初優勝を果たしたのに続き、2開催連続で四国勢が頂点に立った。

 悲願のGⅠタイトルを手にし、年末のKEIRINグランプリ2026への出場権も獲得した石原は「まさかその舞台に立てるとは思っていなかった」と笑顔を見せた。

 この寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、1990年にアジアで初めて「世界選手権自転車競技大会」が前橋で開催されたことを記念して、1992年に「世界選手権記念トーナメント」という名称で始まった。1994年には現在の名称に変更。今開催は35回目で、弥彦競輪場で行なわれるのは、2年ぶり9回目となる。

 出場したのはトップ9のS級S班を含む、強豪108選手(補欠8選手)。競輪界の今を代表する選手たちが、秋晴れのなか、連日激しいレースを展開した。

 そんななかで、とくに印象深いレースを繰り広げたのが、四国勢だった。個人戦でありながらも地区や練習仲間などとチーム(ライン)を組んで立ち回り、最後は1着を争う競輪。選手たちはラインによる上位独占を狙っているため、同じ地区の結束力が不可欠。必然的に絆も生まれてくる。

 近年では古性優作(大阪・100期)、脇本雄太(福井・94期)、寺崎浩平(福井・117期)らが組む近畿ラインに注目が集まっていたが、ここに来て四国ラインが、他地区から恐れられる存在になってきた。

 犬伏のGⅠ優勝はその勢いを象徴する結果だったが、それはラインの結束も理由のひとつ。今開催の準決勝終了後、犬伏が「四国からひとりでも多くの選手をグランプリに連れていきたい」と意気込みを語ったが、その背景には「オールスター競輪では(松本)貴治さん(愛媛・111期)が3番手で、石原が先頭を走ってくれたおかげで優勝できたので、その恩があった」という思いがあった。

 今回は俺が四国勢の先頭を走って仲間の優勝につなげたい――。

 石原のGⅠ初優勝は、本人の実力もさることながら、犬伏のこの気持ちがあったことも欠かせない要因だった。

決勝に向け意気込みを語る犬伏湧也 photo by Manabu Takahashi決勝に向け意気込みを語る犬伏湧也 photo by Manabu Takahashiこの記事に関連する写真を見る

1 / 4

登録は簡単! チェックを入れてボタンを押すだけ 詳しくはこちら

フォトギャラリーを見る

    キーワード

    このページのトップに戻る