【自転車】「これが五輪でもお前は脚を止めるか」世界選手権に挑む内野艶和が自らに問い続ける言葉 (2ページ目)
――気持ちの面での成長はどんなところでしょうか。
海外ではいろんなハプニングがあったなかで過ごしてきたので、少しは視野が広くなったと思います。
――2024年にはパリ五輪に出場しました。チームパシュート10位、マディソン12位と、望んだような結果ではなかったと思いますが、この結果が今のモチベーションにつながっているのでしょうか。
そうですね。やっぱり最終地点は五輪で、自分も含めてみんな五輪でメダルを獲りたいと思っています。ただ現状は満足できる状態ではないので、今は団結して、ひとりひとりが自分自身を見つめ直して強くなっていく時なんじゃないかなって思っています。
ワールドカップ第2戦、オムニアムで金メダルを獲得した内野。ワールドカップでは自身初の個人種目優勝を果たしたこの記事に関連する写真を見る
【世界選手権で掲げる目標】
――そのうえで、10月14日からの世界選手権はどのような位置づけになりますか。
五輪もそうなんですが、やっぱりどの国も1年に1回のこの世界選手権に照準を合わせてきます。ロサンゼルス五輪まではあと2回しか世界選手権がないので、今回もすごく重要な大会になると思っています。
――昨年の世界選手権ではチームパシュート、マディソンとも5位と好成績を残しました。さらに上位を狙うためにはどんなことが課題だと感じましたか。
昨年の世界選手権では、チームパシュートはみんなベストを尽くしてタイムもよかったんですが、個人的に感じたのは、それぞれが殻を破らないとその先には行けないなということでした。強豪チームはみんな(200mが)10 秒台前半ですが、私たちはまだそこに届いていないです。
根本的なスピードと持久力を上げていかないと世界では戦えないのが現状です。練習を積み重ねて自信につなげ、安定してタイムを出せるようにしないと、五輪には出られないなってすごく考えています。
マディソンでは、120周(30km)を走るなかで12回得点を獲る機会があるんですが、上位チームは、ほとんどのタイミングで得点を獲っています。ふたりで走るので、息を合わせなくてはいけないのは難しいところですが、得点を獲った後に休んでしまうことがあって、12回得点を獲りにいく力がまだ弱いと感じています。
接戦になったら絶対に得点を獲りにいかないといけないんですが、最後のひと押しで負けてしまうことがあります。また、いい位置取りをしていないと、無駄な脚力を使ってしまうので、得点に絡むこともできません。そこを強化していきたいと思っています。
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