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カタルーニャが独立しても、
バルサはリーガの一員であり続けるだろう (2ページ目)

 バルサが発する政治的な声明は、どんなものであろうと、すぐさま地元テレビのニュースになる。9月20日に治安警察が州政府機関を急襲し、住民投票の準備に携わっていた職員14人を逮捕したときも、バルサは即座に非難の声明を発表した。

 クラブのディフェンダーでスペイン代表の一員でもあるジェラール・ピケは住民投票を支持する発言をしていたし、バルサの主将と監督を務めたジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)は国際社会に対して、住民投票への支持を呼びかけた。今まで「カタルーニャ」の名を聞いたことがなかった中国人も関心を向けたことだろう。

 これらは、いずれも大きな意味を持っていた。カタルーニャの分離独立派にとって必要だったのは、単に住民投票で勝つことではない。スペインの中央政府と国際社会に自らの要求を真剣に受け止めさせるには、多くの有権者が投票所に出向き、大差で勝つことが必要だった。だから中央政府は、投票を阻止するためにできる限りのことをした。

 住民投票の結果が今後の流れにどうつながるかは、不透明な部分が大きい。しかし、いつの日かカタルーニャが独立を勝ち取ったとしても、バルサはリーガエスパニョーラの一員でありつづけるだろうと、バルサのサポーターは確信している。

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