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【ドラフト2026】広島はどう生まれ変わるべきか 得点力不足とFA流出危機を救う"即戦力"と"超高校級スラッガー" (2ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

アマチュアNo. 1捕手の呼び声高い青山学院大・渡部海 photo by Kyodo NewsアマチュアNo. 1捕手の呼び声高い青山学院大・渡部海 photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る

【捕手と主軸候補を同時補強】

 では、続投が決まった新井貴浩監督5年目の来季に向け、誰を1位指名するのか。報道を見ると、「捕手一択」とも受け取れるニュアンスが漂う。ただ、渡部海(智弁和歌山→青山学院大/捕手/180センチ・92キロ/右投右打)を獲得すればすべてが解決するほど、広島の「捕手問題」は単純ではない。

 広島のチームカラーに合うか否かで考えると、スター街道を歩んできた選手より、泥くさい叩き上げタイプなのではないか、と考えてしまう。

 ならば、笹原愛斗(まなと/真颯館→九州共立大→日本新薬/捕手/181センチ・88キロ/右投右打)が適役なのではないか。福岡・真颯館高時代から屈強な体躯と強肩、強打は認められながら、華やかな舞台とは無縁だった。それでも地道に実戦力を磨き、社会人2年目の今夏は都市対抗の大舞台で安定した攻守を披露。少々のことではへこたれない、「頑張れる捕手」だ。九州共立大の大先輩にあたる大瀬良大地や島内颯太郎が、頼もしい兄貴分として「水先案内人」になってくれるだろう。

 ただでさえ手薄なクリーンアップにあって、国内FA権を取得した坂倉の流出にも備えなくてはならない。主軸の一角をすぐに肩代わりできる打者を探すなら、今年は柴崎聖人(まさと/岐阜第一→大阪経済大→王子/外野手/173センチ・85キロ/右投左打)を推したい。

 昨夏の都市対抗優勝に大きく貢献するなど、社会人2年間で実戦力と長打力に磨きをかけた。今夏の都市対抗では、開幕戦となったJR北海道クラブ戦で3打席連続三振を喫したものの、2回戦の三菱自動車岡崎戦ではバックスクリーン右へライナーで一発。打球速度は時速181キロを計測したという。強肩に加え、盗塁できる足も兼ね備えている。

 柴崎が吉田正尚(レッドソックス)タイプなら、中津大和(小松大谷→法政大→日本生命/外野手/180センチ・77キロ/右投左打)は秋山翔吾(広島)タイプか。

 ボールを呼び込むタイミングがよく、芯で捉えるバットコントロールも巧み。変化球に崩されても拾ってライナーで弾き返し、甘く入れば柵越えにできる怖さもある。俊足強肩を兼備したリードオフマン候補だ。来季2年目を迎える平川を含め、この3人で外野陣を一新するぐらいの覚悟があってもいい。

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