テクノロジーで描くDリーグの未来 地方開催、そしてワールドカップへ ソフトバンク榛葉会長×神田COO対談 (2ページ目)
神田 こちらこそありがとうございます。ソフトバンク様との取り組みのように、何か施策をやろうとした時に、Dリーグは意思決定が非常に早く行なえる体制を整えており、チーム側とも一気通貫で連携できています。これはDリーグをゼロから作ったからこそ、できていることだと思っています。ITサービスでは毎年新しいトレンドが生まれますので、何がダンス業界と親和性が高いのかをソフトバンク様と一緒に探りながら、スピーディーに取り組んでいるところです。
25-26シーズンのチャンピオンシップ表彰式。初優勝を飾ったFULLCAST RAISERZのメンバーと榛葉氏(中央左) ©D.LEAGUE 25-26
【テクノロジーがもたらすDリーグの未来】
――年々広がりを見せているDリーグですが、キャパシティの大きいトヨタアリーナ東京での2シーズン目の開催、そしてチーム数が20に増えるなど、さらに拡大しています。このようなDリーグの発展をどのように感じていますか。
榛葉 本当にうれしいことですし、誇りに思っています。いつも周囲の人たちに話しているのですが、Dリーグにはまだまだポテンシャルがあると感じています。スタートした当時は9チームでしたが、今シーズンから20チームとなります。年を追うごとに企業側から参画したいという声が自然発生的に上がってきていると伺っていますし、その業界もさまざまです。それはDリーグのコンセプトを理解し、共感されているからだと思います。
またDリーガーという名称も広まってきて、中学や高校でダンスに励む学生たちがDリーガーになることをひとつの目標として捉えつつあるのも、すばらしいと思います。
それからDリーガーの方々がさまざまなメディアに取り上げられたり、イベントに参加したりと、IPコンテンツとしてのポジションも上がってきていると感じています。これらを踏まえ、非常にうれしく頼もしく思っています。
――Dリーグとして、ソフトバンクと今後も継続していく取り組みや、新規で取り組むことがあれば教えてください。
神田 今はソフトバンク様、ソニー様と一緒にシンクロの採点でテクノロジーを活用しようと取り組んでいます。どのようなカメラで、どのような技術を用いれば、人間の目とは違う角度でシンクロを分析できるのか。そこにチャレンジさせていただいています。
それからコロナ禍で、『VR SQUARE』という多視点視聴サービスがあったのですが、これは当時非常に評価が高かったんです。今後は「このダンサーだけを見たい」というファンがより増えてくると思っていますので、さらに進化したサービスとして提供できる可能性もあるのではないかと考えています。
ストリートダンスはアメリカで人気になった後に、日本に波及してきました。今、こうして日本でプロリーグができたので、今度はこのDリーグをアメリカやアジア、アフリカ地域に輸出して、最終的にはワールドカップをやりたいというのが、平野(岳史:DリーグCEO)も、HIRO(EXILE)も、榛葉さんとも、みんなで思い描いている未来です。
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