角田裕毅、2度目のブラジルはガスリーに代わってチームを牽引。セナの生まれ故郷で主役になれるか (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by BOOZY

「ドライコンディションであれだけ後れを取ることはなかったし、メキシコはセットアップを正しく仕上げることができなかったワンオフだ。エンジンかマシンバランスかタイヤか、何かがうまく機能していなかった。マシンから何を学び来年につなげられるか、ここでペースを取り戻すのが重要だ。今週末はレッドブルやメルセデスAMGと表彰台を争いスムーズな週末にしたいと思っているよ」(カルロス・サインツ)

 2019年はフェルスタッペンとガスリーのホンダ勢がダブル表彰台を獲得し、大観衆からホンダコールが沸き起こった。2021年はスプリントと決勝の両方を通してルイス・ハミルトンの驚異的な追い上げと大逆転優勝が見る者を驚かせ、セナファンを公言し続けてきたハミルトンの活躍に地元ブラジルの大観衆が熱狂した。

 果たして今年のサンパウロGPでは、どんなドラマが生まれるのだろうか。

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