早起きも苦にしない、ラウンドしても疲れない「ゴルフ体質」になってきた【木村和久連載】 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ある日、車の調子が悪くなって修理に出すや、結構な費用がかかることにあ然。だったら、しばらく車ナシでやってみようとなり、現在に至っています。

 電車移動はJRの在来線や私鉄であれば、普通列車のグリーン車(1000円以下)か、あるいは特急列車を利用します。トイレ完備だし、食事もできるし、すこぶるコンフォータブル。それでも、車の維持費、交通費、さらには購入費まで計算に入れたら、電車賃のほうがはるかに安いです。

 それに、なるべくクラブバスがあるコースを選んでラウンドしているので、アクセスに困ることはありません。

(6)健康的な体作り
 最近ダイエットに成功し、体のキレがよくなりました。お腹の調子もよく、下痢なんて皆無。人って、変わるもんですね。毎日1万歩以上歩いていると、乗用カートのゴルフなんてへっちゃら。楽勝です。

 昔はゴルフをやった日はものすごく疲れて、眠りについたとしても、疲れすぎていてすぐに起きてしまったりして大変でした。それは結局、体が興奮していたり、精神的にも緊張していたりするからでしょう。夏場となれば、日焼けして体が熱いし、余計に寝つけなかったりするんですよね。

 疲労が如実にわかるのは、プレー翌日です。以前は疲れが相当残っていて、午前中は使いものになりませんでした。それが今では"ゴルフ体質"になり、朝から気分すっきり! 仕事も捗(はかど)ります。

(7)疲れないラウンドを心がける
 まず、コンディションの悪い状況でゴルフはしません。今は天気予報も正確なので、翌日雨予報ならキャンセルします。あえて雨の日にゴルフをする必要はないですから。

 そして、乗用カートの利用はマストです。自分のメンバーコースである扶桑カントリー倶楽部は、乗用カートのフェアウェー乗り入れが可能。小雨程度なら、おおよそ大丈夫です。一度、フェアウェー乗り入れ可能のラウンドをすると、あまりの快適さにやみつきです。

 近頃は歩きラウンドが基本の名門コースでも、老いたメンバーのリクエストで乗用カートを認める動きになっています。さすがに寄る年波には勝てないのでしょう。結果、歩きのみのコースというのは減ってきています。

 昭和の頃とは気象条件もだいぶ変わってきていますので、乗用カートを利用し、体力を温存してプレーしたほうがラクかと。今後、どこぞのメンバーになる予定のある人は、乗用カートでフェアウェー乗り入れ可能のコースがオススメです。

 そのほうが、シニアになっても楽しくラウンドできますよ。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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