ゴルフ場で出くわした問題や厄介事。実際にラウンドしてみたらガッカリ...【木村和久連載】 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)グリーンのクオリティが低い
 グリーンのピッチマークが多い。雑草が浸食してまだらになっている。さらには、砂が多くてグリーンがハゲかかっているとか。それはたぶん、何かの病気かもしれませんね。そういうのは、ちょっとしんどいかな。

 何ホールかはいいですが、万遍なくグリーンが荒れていると、損をした気分になります。プレーをしていて、そんなに楽しくないですから。

 名門と言われているコースは、威張っているとか、コースが古いとか、ナビがないとか言われたりしていますが、どこも必ずグリーンはきちんとメンテナンスがなされています。やはり、コースのメンテナンスの柱はグリーンなんですね。

 それに最近は、どのコースもお客さんを目いっぱい詰め込んでいるので、グリーンを休める暇がありません。だから、個人的には2グリーンのコースが好きです。グリーンを交代で使い回しができますから、比較的グリーンの状態がよく、使い勝手がいいんですよね。

(4)予想外のコース内渋滞
 これは、口コミサイトなどで事前にコース内の渋滞状況を調べていくので、覚悟のうえです。ちょっとやそっとじゃ、怒りません。それもゴルフだ、と諦めていますから。

 問題なのは、あまりのコース内渋滞に逆ギレして、面倒事を起こす人たちです。

 以前、夏の伊豆半島のコースでとんでもないコース内渋滞が起こり、ハーフで3時間以上もかかりました。こっちは諦めていたのですが、途中のホールでなんと、うしろの熟年夫婦が「早く打てぇ~」と怒鳴り込んできたのです。

 どうやら、前のホールで渋滞ついでに友だちのスイングチェックをしていた我々を見て、そこだけを切り取って「レッスン行為は禁止だぁ~!」と、いちゃもんをつけにきたみたいで。それも、友だちが打つ瞬間ですよ。

 それには、その友だちもキレて「おまえのほうが打っている人に声をかけるなんて、マナー違反だろ!」と、一触即発状態に......。

 そこで、熟年夫婦にはるか前方を見せて「ず~っと渋滞していますよ」と。それでも、うだうだ言うので「どうぞお先に」と、先に行かせてあげました。以降はこっちがうしろから、熟年夫婦にプレッシャーをかけまくってプレーしましたけど。

 最近のゴルフは胆力が必要です。丸一日、時間を費やしてやるものだと理解しておきたいものですね。

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