イケメンスプリンター飯塚翔太が復活。男子200mでリオ決勝に期待 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by YUTAKA/AFLO SPORT

 飯塚は、2010年世界ジュニアの200mで日本人初の優勝を果たした身長187cm大型選手。後半の強さが持ち味で、次の時代の日本短距離を担う逸材と期待された。その期待通りに12年にはロンドン五輪に出場し、13年世界選手権では準決勝へ進出と順調な歩みをみせていた。

 だが、その中で詰めの甘さが見えることもあった。世界選手権の予選では100分の数秒差で順位を落として、準決勝では不利な1レーンになった。同年10月の東アジア大会では優勝候補筆頭として臨みながらも、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)に競り負けて2位に終わった。

 その甘さが足踏みにつながった。14年の日本選手権は3位、アジア大会には出場したがメダルを逃す4位に。その後は走りが狂い、15年3月には太股を痛めた。6月の日本選手権では予選で何とか世界選手権の参加標準記録を突破したが、決勝では右ハムストリングを痛めて歩いてゴールする結果となった。当時高校2年生のサニブラウンが世界選手権でも準決勝に進出、新たなスター候補として脚光を浴びる一方で、飯塚は記録も大学3年時の13年に出した20秒21をなかなか更新できず、悶々とした時期を過ごしてきた。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る