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【MotoGP】王座奪還の可能性は?
ロッシが分析する各チームの戦力

2012.03.30

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira photo by Getty Images

シーズン前テストで思ったようなタイムを出せず苦しんでいるバレンティーノ・ロッシ 2012年の開幕を2週間後に控えたプレシーズン最終テストが、3月23日から25日までスペインのヘレスサーキットで行なわれた。

 初日は快晴となったもののやや風が強く、2日目は雨。3日目になってようやく、穏やかな晴天に恵まれて絶好のテスト日和となった。このテスト3日目は、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)が午前中の早い時間にトップタイムを記録。夕刻までタイムシートの最上位につけていた。

 ロレンソは午後からレースシミュレーションのロングランを実施。スムースでミスのない正確なライン取りで、高水準のラップタイムを記録しながら周回を重ねた。

 一方、そのロレンソが午前に記録した最速ラップを、夕刻になってタイムアタックを実施したケーシー・ストーナー(レプソル・ホンダ)が更新。セパン1回目、セパン2回目、そして今回と、すべてのプレシーズンテストでトップタイムにつけ、開幕に向けて万全の状態で締めくくった。

 3日間の走行を終えたストーナーは、
「これだけの短期間でベストセットアップを見つけ出すのは難しいけど、時間がもっとあったとしてもかえって混乱してしまうかもしれない。だから、個人的な意見としては、そんなに長期間のテストも必要ないと思う」

 そう語る口ぶりからも、開幕戦と2012年シーズンに向けた自信は充分にうかがえる。そして、高水準のラップタイムでロングランを実施したホルヘ・ロレンソに対しては、
「ヤマハはいつだって脅威だよ。昨年も、自分たちとそんなに大きな差があったとは思わないし、コースやコーナーによって、それぞれ長所や短所があるわけだから」と、警戒を怠らない。そして、こんな話を付け加えた。

「選手たちが『レースに負けたのはバイクのせいだ』などと話すことについて、ある人がこんなことを言っていたよ。『(負けたときほど)ライダーは傲慢であるべし』ってね。というのも、敗因を他の何かのせいにしないでいると自分を責めるしかなくなり、それが続くと、『(自分は勝てるという)モチベーションを維持してレースに備えることができなくなってしまう』というんだ」

 ストーナーは、あくまでヤマハとの勝負という話の流れのなかで一般論としてこのエピソードを語ったのだが、彼の言葉を聞いて想起するのは、このプレシーズンも苦戦を続けるバレンティーノ・ロッシの姿だ。

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