【木村和久連載】盛況な女子ゴルフ界 その活躍は多様性に富み、さらなる広がりを見せている (4ページ目)
内容は、プレー前に参加者とミーティング。問題点やクセなどをヒアリングして、ラウンドの際に軽くアドバイスをいただけます。
もちろん、アドバイスなしでプロと回りたい、というのもありです。個人的にはいいアドバイスをいただいて、スランプを克服することができました。
このプログラムに参加しているプロは男性もいますが、8割は女性プロ。私は女性プロと一緒にラウンドして、飛距離はどっこいどっこいだろうと思いきや、ともにナイスショットした時でも、おおよそ20ヤード先にプロのボールがありました。
でも本当に違うのは、そこから先。そういったプロのショットを目の前で見るだけでも、すごく勉強になり、刺激を受けました。日頃は先輩や練習場のオヤジのアドバイスを聞いても無視していたのに、プロの話だと、素直に耳を傾けられますから、不思議です。
はっきり言って、ふつうに10回ラウンドするなら、一度はプロと回ったほうがいいと思いますよ。10回のラウンド以上に得るものがありますから。
とまあ、このようにプロも試合の合間にアマチュアとラウンドして、"アルバイト"ができる。双方、とてもいい関係が築けているのではないでしょうか。
なんか、ゴルフ業界全体が円熟期を迎えているような気がします。いい時代にゴルフができて、幸せですね。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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