日本人コーチは驚いた。「ドイツ流GK育成」の指導法は斬新だ (3ページ目)

  • 小澤一郎●取材・文 text by Ozawa Ichiro

 サッカーの社会的地位が高く、GKが人気ポジションである文化面からドイツを追いかける、真似ることは難しい。日本でアカデミーからトップチームまで長く、幅広くGK指導に携わる松本氏だからこそ、GKの育成システムにおいても大国ドイツから学べる要素、日本でも即導入できるシステムにフォーカスして活動している。

 早速、柏では19年シーズンのアカデミーGK部門でGKコーチが蹴らない指導とスカウティングも重点的にして行く方向で進めている。GK育成システムが確立されたなかでもさらに良く、日本全体のGKのレベルを上げるべく新たな取り組みにトライする柏レイソルのGK部門には今後も要注目だ。

(後編につづく)

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