山本昌がレジェンド解説。100回大会のマウンドで輝いた13人の好投手 (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 岡沢克郎、大友良行●写真 photo by Okazawa Katsuro、Ohtomo Yoshiyuki

190センチの長身から投げ下ろす150近いストレートが魅力の浦和学院・渡邉勇太朗190センチの長身から投げ下ろす150近いストレートが魅力の浦和学院・渡邉勇太朗渡邉勇太朗(浦和学院3年/190cm90kg/右投右打)

南埼玉大会では不調だったそうですが、「なぜこの投手が背番号11をつけているんだ?」と思うくらい、素晴らしい素材です。まず腕の振りがすごくいいのが目につきますし、体が大きく、ボールに力があります。ただ、せっかく長身なのに軸足で立ってからすぐヒザを折って体重移動するのは、特徴になるはずの角度を生かせません。移動しながら自然とヒザが折れるようになると、ボールに角度がつきますし、勢いがつきます。また、体に力がついてくれば左肩の開きも我慢できるようになって、シュート回転が目立つこともなくなるでしょう。

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