Baseballプロ野球

阪神の将来のエース。解説者7人の「藤浪晋太郎」論

2013.08.18

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya

 阪神の藤浪晋太郎が素晴らしい。高卒1年目ながら、ローテーションを守り続け、8月17日現在、8勝4敗、防御率2.56という想像以上の成績を残している。彼がここまで活躍できた理由はどこにあるのか。7人の解説者に聞いてみた。

8月11日の中日戦に勝利し、セ・リーグ5球団から白星を挙げた藤浪晋太郎


◎森繁和(元中日ヘッドコーチ)

「藤浪は阪神に入団したことが大きかった。チームは低迷していたし、先発陣も手薄だったから。チャンスを与えられるというのもひとつの才能。もしオレがコーチだったら、2~3カ月は二軍で様子を見ていたかもしれないけどね(笑)。ただ、開幕からローテーションを守って、勝っているのはすごい。彼の良さは、勝てるストレートを持っているということ。1年目の投手というのは結果を残そうと変化球に頼りがちになるんだけど、かわすピッチングをしていると、最初は勝てるかもしれないけど、プロの打者は甘くないからいずれ勝てなくなる。その点、藤浪はしっかりとストレートを投げ込んでいる。いま、インステップ(クロスステップ)の投げ方が話題になっているようだけど、今は体が細いからケガの心配はそれほどない。ただ、これから筋肉もついて、体もがっしりしてくる。その時に腰や股関節、肩やヒジを痛める可能性は高くなると思う。結果も出ているし、本人もあの投げ方がいちばん力が入るだろうから、すぐに変える必要はないけど、この先、自分がどんな投手になりたいかを考えた時に修正が必要だと思ったら、徐々に直していけばいいと思うね」

◎吉井理人(元日本ハム投手コーチ)

「あれだけの長身(197センチ)でありながら、体もボールもコントロールできることが素晴らしい。150キロを超すストレート、変化球の使い方、ボールの出し入れ、打者との駆け引き、どれをとっても高卒1年目の投手とは思えない。一度、彼と話をしたことがあるのですが、トレーニングやコンディショニングについての知識がすごい。それにチームも藤浪を大事に育てていますよね。前半は無理をさせず、体力も経験もついたところで長いイニングを投げさせるようになった。勝てない時期もありましたが、そこから盛り返してきたのは投手としての能力の高さを感じます。さすが高校時代に春夏連覇を達成したピッチャーですね」

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