【プロ野球】6試合すべてクオリティスタート。
2012年の斎藤佑樹はここが違う!
2012.05.06
- 石田雄太●文 text by Ishida Yuta 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi
札幌ドームでは、スワローズ時代に宮本と同期入団だった稲葉篤紀が、通算250号のホームランを放った。その稲葉が2000本目のヒットを放ったのが、ほんの6日前。奇しくも宮本と同じ1976試合目での達成に、宮本、稲葉と同じスワローズ出身、ファイターズの栗山英樹監督は「野球の神様っているんだな」と笑みを浮かべた。
この日の野球メディアは、宮本の2000本安打と、ジャイアンツの杉内俊哉がタイガースを相手に見せた1安打完封のピッチング、稲葉の250本塁打が話題の中心。彼のピッチングは大きな話題にはならなかった。
斎藤佑樹、今シーズン6度目の先発。
ゴールデンウイークとはいえ、この日の札幌には激しい雨が降っていた。それでも札幌ドームに詰めかけた3万7千人を越える野球好きの前で、斎藤はバファローズを相手に7回を投げ切って、2失点。チームの連敗を4で止めて、この時点でハーラートップタイの4勝目を挙げた。
もちろん、宮本の2000本安打は別格としても、これがプロ1年目なら、大騒ぎされても不思議ではない内容だった。
しかしいつからか、斎藤が勝つだけでは大きなニュースにならなくなっている。
それはなぜか──。
斎藤が認められつつあるからだ。
ランナーを出してもホームに還さない。
立ち上がりから、当たり前のようにゼロを並べる。
1点目を許しても、2点目は許さない。
味方が取ってくれた点数よりも少ない点数で抑えて、チームを勝利に導く。
この日も斎藤は、まさにそんなピッチングを披露した。
















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