吉田麻也が重視する、考える力を養うこと 負けた後の試合のほうが「むしろ大事」 (3ページ目)

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サッカーは助け合いの精神も養える

――吉田選手自身はキャプテンとしても活躍されてきました。サッカーにおいて、助け合いの精神、チームワークの大切さをどんな言葉で選手たちに伝えてきましたか。

 実はあまりチームワークを大切にしようという声掛けはしたことがないんです。というのも、日本人の選手は、もともとチームワークの強みがあります。共通の目標、優勝したいとか、ベスト8に行きたいとか、その大きな幹があって、そこから枝分かれして、個人の目標があるんです。そこはブレない。

 チームワークが発揮されている時には、みんなが自然と「チームのために」という言葉が出てくるんですよね。「チームのために」という言葉は、印象もいいですし、使いやすい言葉なんですが、世界大会で強豪国と対戦するような時には、その言葉の重みが全然違ってきますね。

――マクドナルドは全国大会の会場でイベントを実施しています。それは、チームワークということにも通じる、「相手を思いやる気持ちを育てる」という志のもと、病気と向き合う子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への支援活動のチャリティイベントです。このようなイベントや活動については、どのように感じていますか。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援」詳しくはこちら>>

 まだ日本ではそのようなチャリティ活動が少ないと感じています。僕がヨーロッパのクラブにいた時には、チームのチャリティ財団があって、そこで僕はアンバサダーもやっていましたし、今いるアメリカでは寄付文化がすごく根づいています。僕は年に1回、そういう慈善活動をやるように決めていますが、マクドナルドさんのようなグローバル企業が率先してやってくれることは、チャリティの文化が日本に根づくのですごくいいことだと思います。

全国大会で「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援」のチャリティイベントを開催。会場にはドナルド・マクドナルド・ハウスアンバサダーでもある元プロサッカー選手・北澤豪氏(左から3人目)が登場全国大会で「ドナルド・マクドナルド・ハウス支援」のチャリティイベントを開催。会場にはドナルド・マクドナルド・ハウスアンバサダーでもある元プロサッカー選手・北澤豪氏(左から3人目)が登場

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